私たちが「国籍」という言葉について身近に考える機会は、普段そう多くはありません。
実は、国籍というのは自分の国で生活していくうえでものすごく重要なものです。そもそも、国籍とは、その国の一員であることを示すもので、身分を証明するものの一つでもあり、同時にその人のアイデンティティや人格を構成するものでもあります。
例えば、日本国籍がないと、日本に無条件で住むことはできません。他にも、国籍がないと当たり前のいろんなことが、できなくなってしまいます。
日本国籍があると日本のパスポートを取得でき、ビザ免除国には、短期滞在なら簡単に出入国ができるようになります。在留資格がなくても日本に自由に住んで、特別な許可なしで好きな働き方で働いたり、選挙で投票したり立候補したり政治にも参加できます。
日本の社会保障、例えば医療保険や年金から、生活に困ったときの生活保護や失業保険、そして様々な教育の制度も、国籍がないと日本の国籍がある人と全く同じ条件で利用できるわけではなくなってしまいます。
国籍を持つことでその国に守られ、その国の一員として生活するための様々な権利が与えられるということです。
国籍がある事って本当にありがたい事です。
皆さんは、自分の国籍について考えたことがありますか?



